その他、気になる症状
その他、気になる症状でお悩みの方へ
「なんだかいつもと違う」「うまく説明できないけれど、体調が優れない」。そんな漠然としたお悩みはありませんか?はっきりとした痛みや熱がなくても、体は様々な形で不調のサインを送ることがあります。
ここでは「疲れやすい」「むくみ」「意図しない体重の減少」など、見過ごされがちでも注意したい体のサインについて解説します。
気になる症状から考えられる主な病気
体からの些細なサインが、思わぬ病気の発見につながることもあります。ここでは代表的な症状と、その背景に隠れている可能性のある病気を紹介します。
| 症状とその特徴 | 簡単な説明 | 疑われる主な病気 |
|---|---|---|
疲れ・だるさ(倦怠感)
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単なる疲労だけでなく、貧血や甲状腺の病気、肝臓の機能低下、あるいはうつ病などのサインである可能性があります。 | 貧血、甲状腺機能低下症、肝炎、睡眠時無呼吸症候群 |
むくみ(浮腫)
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体内の水分バランスが崩れ、細胞の間に余分な水分が溜まった状態。心臓、腎臓、肝臓の病気が原因のことがあります。 | 心不全、腎不全、肝硬変、甲状腺機能低下症 |
意図しない体重減少
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食事量が変わらないのに体重が減る場合、体がエネルギーを過剰に消費している可能性があります。 | 甲状腺機能亢進症、糖尿病、消化器系の病気(がん等) |
発疹・かゆみ
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皮膚の症状は、アレルギーや感染症だけでなく、内臓の病気(肝臓、腎臓など)や膠原病が原因で現れることもあります。 | 薬疹、蕁麻疹、肝疾患、膠原病 |
受診をお勧めする症状の目安
「このくらいで病院に行くのは大げさかな?」と迷うこともあるかもしれません。ですが、以下のような場合は一度内科にご相談ください。
✓ チェックポイント
(1) 次のような症状の有無を確認する
- ✓ 症状が2週間以上続いている
- ✓ 症状がだんだん悪化している
- ✓ これまでになかった症状が急に現れた
- ✓ 体重減少や発熱など、他の症状も一緒に出てきた
- ✓ 日常生活に支障が出ている
何科を受診すればよいか分からない時も、まずは内科にご相談ください。総合的な診察を通して、症状の原因を突き止め、必要に応じて専門の診療科への橋渡しも行います。
