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尿の異常

尿の異常でお悩みの方へ:体からのサインを見逃していませんか?

「尿の異常」には、「色がいつもと違う」「回数が多い」「泡立ちが消えない」など様々な種類があります。尿は、血液が腎臓でろ過されて作られるため、その性状は体内の健康状態を反映する重要なバロメーターです。

多くは水分摂取量や食事による一時的な変化ですが、中には腎臓や膀胱、あるいは糖尿病などの全身に関わる病気のサインである可能性もあります。

尿の異常から考えられる主な病気

尿のどのような変化が、どんな病気と関連しているのでしょうか。代表的な症状と、その背景に隠れている可能性のある病気を紹介します。

症状とその特徴 簡単な説明 疑われる主な病気
血尿
  • ・目で見て赤い、茶色い
  • ・排尿時に痛みを伴うことも
  • ・痛みがない場合も要注意
尿に血液が混じった状態。尿路のどこかで出血が起きています。痛みがない血尿は、膀胱がんなどのサインであることも。 膀胱炎、尿路結石、腎盂腎炎、膀胱がん、腎臓がん
頻尿・多尿
  • ・トイレの回数が異常に多い
  • ・夜中に何度も起きる
  • ・喉が渇きやすい
頻尿は回数、多尿は量の異常です。喉の渇きを伴う場合は、血糖値が高い糖尿病の可能性があります。 糖尿病、膀胱炎、前立腺肥大症、過活動膀胱
尿の泡立ち(蛋白尿)
  • ・流しても泡がなかなか消えない
  • ・体がむくむ
  • ・疲れやすい
尿にタンパク質(アルブミン)が漏れ出ている状態。腎臓のフィルター機能が低下しているサインで、腎臓病の早期発見に繋がります。 腎臓病(ネフローゼ症候群、慢性腎臓病など)、糖尿病性腎症
尿の濁り(膿尿)
  • ・白く濁っている
  • ・排尿時の痛み、残尿感
  • ・発熱、腰痛
尿に白血球や細菌が混じった状態。尿路のどこかで感染・炎症が起きていることを示唆します。 膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎

注意すべき尿の異常と付随症状

以下のような症状がみられる場合は、腎臓や尿路の重篤な病気の可能性もあります。早めに内科や泌尿器科を受診してください。

✓ チェックポイント

(1) 次のような症状の有無を確認する

  • 突然尿が出なくなった
  • 血尿と共に、わき腹や背中に激しい痛みがある
  • 高熱や強い倦怠感を伴う
  • 体のむくみがひどい
  • 痛みや違和感が数日以上続いている

尿の異常は、体内で起きている変化を教えてくれる重要な手がかりです。普段と違う状態が続く場合は、「そのうち治るだろう」と放置せず、一度検査を受けることが病気の早期発見につながります。

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