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発熱

発熱でお悩みの方へ:その症状、正しく理解して対処しませんか?

発熱とは、体温が上昇している状態のことをいいます。私たちの体温は、通常時は脳内の視床下部によって体温調節中枢の指令で一定の温度が保たれています。ところが、さまざまな原因によって体温調節中枢の設定温度が高くなると、発熱が生じます。

また、発熱の進行で発汗されるのが、脱水症状です。発熱に伴って、通常みられるはずの発汗がむしろ止まる等の兆候がある場合は、特に熱中症などの可能性も考えられます。汗をかくことで体温調節が行われます。脱水予防のため、水分と適度な塩分を補給することが大切です。

どんな病気が関係しているか

「発熱」の症状が現れる主な病気の中で緊急度の高いもの、特徴的なもの、注意が必要なもの。

症状とその特徴 簡単な説明 疑われる主な病気

風邪症候群

  • ・発熱
  • ・頭痛
  • ・鼻水、咳
細菌やウイルスなどの感染により、鼻や喉で炎症が起こる、いわゆる「風邪」のこと。 咽頭炎、扁桃炎、新型コロナウイルスなど

インフルエンザ

  • ・38℃以上の高熱
  • ・関節痛、筋肉痛
  • ・悪寒、倦怠感
インフルエンザウイルスの感染によって起こる。通常の風邪よりも全身症状が強く現れるのが特徴。 インフルエンザ

虫垂炎

  • ・発熱
  • ・腹痛(特に右下腹部)
  • ・吐き気、嘔吐
一般に「盲腸」として知られる。お腹の痛みがみぞおちから右下腹部へ移動するのが特徴的。 虫垂炎

腎盂腎炎

  • ・高熱、悪寒
  • ・わき腹や背中の痛み
  • ・頻尿、排尿時痛
腎臓に細菌が感染して炎症が起こる病気。膀胱炎から進行することが多い。 腎盂腎炎

特に注意すべき症状

発熱は一般的な症状ですが、中には重篤な病気が隠れている可能性もあります。特に以下のような点を確認し、当てはまる場合は早めに医療機関を受診しましょう。

✓ チェックポイント

(1) 次のような症状の有無を確認する

  • 38℃を超える体温があるか
  • 解熱剤を飲んでも熱が下がるか
  • 意識の状態ははっきりしているか
  • 他の症状(喉の痛み、咳、関節痛、下痢など)はあるか
  • 食事はとれているか、体重減少はあるか

(2) 次のような環境や状況を確認する

  • 飲んでいる薬やサプリメントの種類
  • 最近の渡航歴(特に海外)
  • 周囲に同じような症状の人はいないか

お気軽にご相談ください

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