腹痛
腹痛でお悩みの方へ：その痛み、正しく理解して対処しませんか？
「腹痛」は、多くの人が経験するありふれた症状ですが、その原因は軽い消化不良から、緊急手術が必要な病気まで非常に多岐にわたります。痛む場所（みぞおち、右下腹部など）や痛みの種類（キリキリ、シクシクなど）、他にどんな症状があるかが、原因を特定する重要な手がかりになります。
我慢できないほどの激痛や、いつもと違う危険なサインを感じた場合は、ためらわずに医療機関を受診することが大切です。
腹痛を引き起こす主な病気
「腹痛」の症状が現れる主な病気の中で緊急度の高いもの、特徴的なもの、注意が必要なもの。
| 症状とその特徴 | 簡単な説明 | 疑われる主な病気 |
|---|---|---|
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急性胃腸炎
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ウイルスや細菌の感染が原因で胃腸に炎症が起こる、いわゆる「食あたり」。脱水症状に注意が必要です。 | 感染性胃腸炎 |
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虫垂炎
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一般に「盲腸」として知られる虫垂の炎症。放置すると腹膜炎を起こす危険があり、緊急手術が必要な場合があります。 | 虫垂炎 |
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胃・十二指腸潰瘍
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ピロリ菌や痛み止め（NSAIDs）などが原因で胃や十二指腸の粘膜が深く傷つく病気です。 | 胃潰瘍、十二指腸潰瘍 |
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胆石症
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胆のうの中にできた石（胆石）が胆管に詰まることで、けいれんするような激しい痛み（疝痛発作）が起こります。 | 胆石症、胆のう炎 |
緊急性の高い危険な腹痛のサイン
以下のような症状が見られる場合は、命に関わる病気の可能性もあります。すぐに医療機関の受診をおすすめします。
✓ チェックポイント
(1) 次のような症状の有無を確認する
- ✓ これまでに経験したことのないような激痛
- ✓ 動けない、歩けないほどの痛み
- ✓ お腹が板のように硬い
- ✓ 血を吐いた、便に血が混じる（黒い便も含む）
- ✓ 高熱や冷や汗を伴う
- ✓ 意識がもうろうとする
- ✓ 便やガスが全く出ない
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