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『疲れが取れない』を放置しないで。内科医が教える、慢性疲労の裏に潜む3つの病気

[2025.10.11]

執筆・監修:荻野 修平(医師)

専門分野:予防医学、栄養学、内科全般

 

 

 

その『だるさ』、単なる寝不足では済まないかもしれません

「寝ても寝ても疲れが抜けない」「朝から体が鉛のように重い」。このような慢性的な疲労を、仕事や育児のストレス、あるいは「年のせい」だと諦めていませんか?

しかし、長期間続く疲労感は、体からの重要なSOS信号です。今回は、内科医の視点から、見過ごされがちな慢性疲労の裏に潜む、早期発見が重要な3つの病気について解説します。

 

内科医が語る!慢性疲労の裏に潜む3つの病気

長引く疲労や倦怠感は、血液検査や専門的な診断によってしか特定できない病気が隠れているサインかもしれません。

 

1. 甲状腺機能の異常
  • 症状との関連: 甲状腺機能低下症(橋本病など)では、甲状腺ホルモンの分泌が低下し、全身の代謝が低下します。その結果、強い倦怠感、無気力、むくみ、体重増加といった症状が現れ、慢性疲労の原因となります。

  • 診断の重要性: 血液検査で甲状腺ホルモンの値を測定することで診断が可能です。適切な治療により、劇的に症状が改善します。

 

2. 糖尿病(予備群含む)
  • 症状との関連: 血糖値が高い状態が続くと、細胞がエネルギー源であるブドウ糖をうまく取り込めなくなり、エネルギー不足の状態に陥ります。これが、強い疲労感や倦怠感を引き起こす主な原因の一つです。

  • 診断の重要性: 健康診断で血糖値やHbA1cの異常を指摘されている場合、すぐに内科を受診し、精密検査を受ける必要があります。

 

3. 貧血(特に鉄欠乏性貧血)
  • 症状との関連: 貧血は血液中の酸素が不足する状態です。特に鉄分不足による貧血は、女性に多く見られ、体内の酸素運搬能力が低下します。その結果、少し動くだけで息切れしたり、常にだるさを感じたりします。

  • 診断の重要性: 一般的な疲労と間違われやすいですが、鉄剤の補充などで改善が見込めます。

 

あなたが次に取るべき行動

「疲れが取れない」という症状は、自己判断せずに内科で原因を特定することが、ご自身の健康を守るための最も重要な行動です。

静岡ひかり医院では、血液検査や専門的な診断を通じて、疲労の裏に潜む病気を早期に発見し、適切な治療へと繋げます。

 

静岡ひかり医院について

静岡ひかり医院は、内科医が生活習慣病の予防と管理を、眼科専門医が目の健康をサポートするクリニックです。

 

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【参考資料】


【免責事項】 このブログ記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の症状の診断や治療を代替するものではありません。ご自身の体調に不安がある場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

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