【健診異常のホントの話】健診で“要再検査”って言われたけど…放置していませんか?
健診の結果、ちゃんと見ていますか?
「健康診断の結果が届いたけど、よく見ていない」
「“要再検査”って書いてあったけど、忙しくてそのまま」
そんな経験がある方、少なくないと思います。
ですが、“異常値”は、カラダからのサインです。
見逃してしまうと、生活習慣病や重大な疾患の入り口になることも。
「要再検査」と言われたら何をすべき?
健康診断の判定欄にある「要再検査」「経過観察」などは、
“病気確定”ではないけれど、“今のままは危ない”という予兆です。
自覚症状がなくても、放置せず受診することが大切です。
よくある異常値とその意味
項目 | よくある指摘 | 放置のリスク |
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血糖値・HbA1c | 境界型糖尿病 | 糖尿病・合併症 |
AST / ALT(肝機能) | 軽度上昇 | 脂肪肝・肝機能障害 |
コレステロール・中性脂肪 | 増加 | 動脈硬化・心筋梗塞 |
尿酸値 | 軽度高値 | 痛風・腎障害 |
尿たんぱく | 微量陽性 | 慢性腎臓病の初期サイン |
軽い異常に見えても、放置は禁物です。
放置しやすい理由とその危険性
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「症状がないから大丈夫」
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「病院に行くのが面倒」
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「もうちょっと様子見しよう」
→ こうした心理はとても自然ですが、早期の対応ができるタイミングを逃すと、治療が難しくなることもあります。
健診結果は生活を見直すチャンス
異常値が出たら、それは日々の習慣を見直すチャンスでもあります。
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食生活の見直し(糖質・脂質の摂りすぎに注意)
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運動不足の改善(毎日20分のウォーキングなど)
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睡眠や飲酒の習慣も影響します
静岡ひかり医院でできること
当院では、健診結果をご持参いただければ
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各項目の解説(何が問題か)
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必要な再検査・フォローのご提案
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生活指導や栄養面のアドバイス
などを行っています。“様子を見る”より、“確認する”が安心です。
受診の目安とタイミング
以下のような方は、早めの受診をおすすめします:
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「要再検査」「異常あり」と記載された方
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数年連続で同じ項目が指摘されている
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家族に生活習慣病の既往がある
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なんとなく不安があるけど動けていない方
まとめ:小さな異常は、大きな予防につながる
健診異常は、まだ症状が出ていないからこそ向き合うべきもの。
静岡ひかり医院では、初めての方でもわかりやすく、丁寧にご説明します。
数値の意味がわからない、不安だけど行動できていない、そんな方こそ一度ご相談ください。
医師紹介
静岡ひかり医院 内科担当医師 荻野修平
生活習慣病や栄養相談、オンライン診療にも力を入れています。
「病院に行くほどではないけれど気になる…」という段階から、気軽にご相談いただけます。
日々の体調や生活習慣に関するちょっとした不安も、早めに対応することで大きな病気の予防につながります。オンライン診療にも対応しておりますので、遠方の方もご自宅からご相談・ご予約いただけます。