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【甘いものをやめられないのは“脳の栄養不足”?春に増える“糖依存”の落とし穴】

[2025.03.31]

つい甘いものに手が伸びる…それ、“脳”からのSOSかもしれません

「イライラすると甘いものが欲しくなる」
「お菓子をやめたいのに、つい食べてしまう」
「仕事の合間に甘い飲み物が手放せない」

こうした“甘いものがやめられない状態”は、意志の弱さではなく、体と脳のメカニズムによる“糖依存”の可能性があります。
特に春は、寒暖差・ストレス・新生活の不安などが重なり、自律神経やホルモンバランスが乱れやすい季節
その結果、脳が“エネルギー不足”と錯覚し、糖を強く欲する状態に陥りやすくなります。

 

糖依存とは?脳と血糖の深い関係

私たちの脳は、エネルギー源として主に“ブドウ糖”を使用します。
しかし、偏った食生活やストレスで血糖のコントロールが乱れると、
脳がエネルギー不足と判断し、強く糖を求めるようになるのです。

この状態が続くと…

  • 甘いものを食べた瞬間はスッキリするがすぐまた欲しくなる

  • 食後すぐに眠気がくる

  • 空腹になるとイライラや集中力低下が起きる

これらはすべて、血糖値スパイクと糖依存の典型的なサインです。

 

なぜ春に“糖依存”が増えるのか?

  • 気温差による自律神経の乱れ

  • 新生活・年度初めのストレス

  • 環境の変化で生活リズムが崩れる

  • 睡眠不足や疲労感の蓄積

こうした要因が重なることで、脳が“すぐにエネルギーになる糖”を欲する状態が生まれやすくなります。

 

糖依存が招く“静かな健康リスク”

甘いものを摂ることで一時的に安心感を得ても、
血糖値の急上昇→インスリンの過剰分泌→血糖値の急降下を繰り返すと…

  • 肥満(特に内臓脂肪)

  • 高血糖、糖尿病リスクの上昇

  • 血管へのダメージ(動脈硬化、心疾患)

  • ホルモンバランスの乱れ(PMSの悪化など)

など、生活習慣病や自律神経系のトラブルにつながる恐れもあります。

 

甘いものを“自然に減らす”ための3つの習慣

1. 食事の間隔を空けすぎない

空腹時間が長くなると、血糖値が急激に上下しやすくなります。
1日3食を一定の時間に摂ることが大切です。

2. 間食は“低GI食品”に置き換える

→ ナッツ類、無糖ヨーグルト、ゆで卵など
血糖値の急上昇を防ぎ、満足感も得られます。

3. ビタミンB群とたんぱく質をしっかり摂る

脳の代謝を助ける栄養素が不足すると、エネルギー不足を感じやすくなります。
→ 納豆・卵・鶏肉・玄米・大豆製品などがおすすめです。

 

静岡市で生活習慣病や食生活の相談をご希望の方へ

「甘いものがやめられない」「健康診断の結果が気になる」
そんな方は、糖依存や血糖値の乱れが隠れている可能性があります。

当院では、栄養状態や生活習慣のチェック・必要に応じた血液検査・生活アドバイスを行っています。
必要かどうかは診察で判断いたします。

 

 

医師紹介


静岡ひかり医院 内科担当医師 荻野修平


生活習慣病や栄養相談、オンライン診療にも力を入れています。
「病院に行くほどではないけれど気になる…」という段階から、気軽にご相談いただけます。

日々の体調や生活習慣に関するちょっとした不安も、早めに対応することで大きな病気の予防につながります。オンライン診療にも対応しておりますので、遠方の方もご自宅からご相談・ご予約いただけます。

 

 

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