【黄砂で目が充血?“結膜炎とアレルギー”の違いを知らないと悪化するかも】
花粉症と思っていたら、実は黄砂?春の目の充血に要注意
「目薬を使っても目の充血が治らない」
「目がゴロゴロするけど、鼻水は出ない」
「今年の春、目のかゆみや痛みがひどい気がする…」
それ、もしかすると花粉症ではなく、“黄砂”による目のトラブルかもしれません。
さらに、その症状の裏には、結膜炎やアレルギーの悪化が隠れていることも。
黄砂が増えるこの時期、目のかゆみや充血が強くなるケースが急増しています。
中でも重要なのは、「ただのアレルギー」だと自己判断してしまい、対処が遅れることによる悪化」です。
黄砂が引き起こす“結膜炎”とは?
黄砂とは、中国やモンゴルなどの砂漠から飛来する微細な粒子で、大気中の汚染物質やアレルゲンを吸着して日本まで届きます。
この黄砂が目に入ると、結膜(白目の表面)に強い刺激を与え、炎症が起こることがあります。
その結果、以下のような症状が見られます:
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白目が赤くなる(結膜充血)
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目のゴロゴロ感、異物感
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まぶたの腫れや痛み
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涙が止まらない、しみる感覚
これが黄砂による「刺激性結膜炎」や「アレルギー性結膜炎」と呼ばれる状態です。
“花粉症の目の症状”との違いは?
春の目の症状といえば花粉症が定番ですが、黄砂と花粉症では症状の出方や原因が異なります。
以下のようなポイントに注目してみてください:
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かゆみが中心なら花粉症、刺激感・ゴロゴロ感が強いなら黄砂の可能性
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黄砂では鼻水やくしゃみがあまり出ないことが多い
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花粉症は季節を通して継続的に症状が出る一方、黄砂は風の強い日や飛散の多い日に突然強くなる
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黄砂による結膜炎は放置すると角膜まで炎症が及ぶこともある
「花粉症だから大丈夫」と自己判断せず、いつもと違う目の不調があるときは注意が必要です。
こんな症状があれば眼科へご相談を
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目の充血が続いている
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ゴロゴロ感や異物感が強く、不快で眠れない
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市販の目薬が効かない
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片目だけが強く赤くなっている
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光がまぶしく感じる、視界がぼやける
これらは、単なるアレルギーではなく、黄砂や細菌による炎症や感染の可能性もあります。
特に黄砂の多い日は症状が急に悪化することもあるため、早めの受診がおすすめです。
静岡市で目の不調が続く方へ ― まずは診察で原因を見極めます
当院では、花粉症、黄砂、PM2.5などの環境因子による目の炎症やアレルギーの診察に対応しています。
「花粉症と思っていたけど治らない」「目の充血が長引いて心配」
という方も、まずは診察で原因をはっきりさせることが第一です。
医師紹介
静岡ひかり医院 院長・眼科担当 池原正康
目の違和感や不調は、症状が軽いうちの受診がとても大切です。
「これって受診するべきかな?」と迷うときでも、お気軽にご相談ください。
当院では、目のトラブル全般に幅広く対応しています。
静岡市で眼科の受診をご検討の方は、下のボタンからLINEでご予約いただけます。