朝起きたら声が出ない!?花粉やPM2.5の影響で"喉風邪"が急増
最近、こんな症状はありませんか?
「朝起きたら声がガラガラで、ほとんど出なかった」
「のどが痛いけど、熱はないし風邪じゃなさそう…?」
この時期は、花粉・黄砂・PM2.5など、空気中の“見えない刺激”が喉に影響を与えやすく、
いわゆる「喉だけの風邪」のような症状を訴える方が増えています。
風邪との違いや注意点、セルフケアのポイントをわかりやすく解説します。
“喉風邪”が増えるのはなぜ?
春は、一年の中でも特に空気中の汚れが多い季節です。
このタイミングで喉の不調が増える主な原因は以下の通りです。
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花粉や黄砂によるアレルギー性の炎症
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PM2.5など微小粒子の吸入による喉の刺激
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寒暖差による免疫力の低下
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エアコンや室内乾燥による喉の乾き
風邪のようなウイルス感染とは異なり、「のどの粘膜が炎症を起こして声が出にくくなる」「痰が絡むけど発熱はない」というケースが多いのが特徴です。
声が出ない・のどが痛い…よくある症状と違い
症状 | ウイルス性風邪 | 喉の炎症(刺激性) |
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発熱 | あり | なし(または微熱) |
のどの痛み | 強い | 軽い~違和感 |
咳 | あり | あっても軽い |
声枯れ | まれ | よくある |
原因 | ウイルス | 花粉・黄砂・PM2.5など |
「風邪薬を飲んでも効かない」「声だけ治らない」といったときは、ウイルスではなく**外的刺激による“喉風邪”**の可能性が高いです。
自宅でできるケアと対策
のどを守るために、以下のようなセルフケアが効果的です。
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加湿を心がける(湿度50~60%が理想)
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外出時は不織布マスクを着用し、吸い込む刺激を減らす
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こまめな水分補給で喉を潤す
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のど飴・うがいで炎症を緩和
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声を無理に出さない(ささやき声は逆効果)
また、喉を傷つけやすい辛いもの・熱すぎる飲み物などは避けたほうが無難です。
こんなときは受診をおすすめします
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声が出ない状態が2日以上続いている
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のどの痛みが強く、飲み込みにくい
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呼吸がしづらい、咳が止まらない
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発熱がある or ぶり返す
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喉の症状以外にも体調がすぐれない
これらの症状がある場合は、風邪以外の病気(咽頭炎・声帯ポリープ・感染症など)の可能性もあるため、医師にご相談ください。
静岡ひかり医院でできること
当院では、喉の不調に関する診察・対応を以下のように行っています。
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のど・声の状態を丁寧に診察
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必要に応じて内服薬やトローチの処方
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花粉症やアレルギー、気道過敏のチェック
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日常生活でできるケアや予防法のアドバイス
「とにかく声が出にくい」「長引いていて心配」という方も、初診から対応可能です。
まとめ|"見えない刺激"が喉にダメージを与えています
春は、目に見えない空気の変化が喉に大きく影響を与える時期。
声が出ない・喉がつらいというのは、体からのサインかもしれません。
静岡ひかり医院では、こうした季節特有の不調にも対応しています。
内科はオンライン診療にも対応しており、初診の方もLINEからご予約いただけます。
「受診するべきか迷う…」という方も、お気軽にご相談ください。
担当医紹介
この記事は、静岡ひかり医院 内科担当医
荻野 修平(おぎの しゅうへい) 医師が監修しています。
総合内科・予防医療・栄養指導を専門とし、
喉の不調や季節ごとの体調管理にも力を入れています。
患者さん一人ひとりの生活スタイルに寄り添った診療を心がけています。
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