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【健診異常のホントの話】尿たんぱくが出た…腎臓からのサインかも?早めの対応が大切です

[2025.04.26]

健診で「尿たんぱく陽性」と言われたら

健康診断の結果に「尿たんぱく+」と書かれていたけど、自覚症状もないし、特に何もしていない――
そんな方も多いのではないでしょうか。

でも実は、尿たんぱくの異常は、腎臓からの初期のSOSかもしれません。
放置してしまうと、慢性腎臓病(CKD)や腎不全につながるリスクもあるため、早めの対応が大切です。

 

 尿たんぱくって、何がわかるの?

本来、腎臓は“体に必要なもの”を残し、“不要なもの”を尿と一緒に排出するフィルターのような役割をしています。
そこにたんぱく質が出ているということは、腎臓のフィルターに負担がかかっているサインです。

 

判定 意味
(-) 異常なし
(±) 軽度の異常(再検査を)
(+)以上 異常あり(要受診・原因精査)

 

症状がないうちに進行することも…

尿たんぱくが出ているからといって、すぐに腎臓病というわけではありません。
ただし、以下のような方は特に注意が必要です

  • 高血圧や糖尿病の治療中

  • 肥満・塩分過多など生活習慣に不安がある

  • 家族に腎臓病の方がいる

  • 運動後でないのに尿たんぱくが出ていた

 

慢性腎臓病(CKD)は“気づかないうちに悪化する”タイプの病気です。早めの検査と生活管理がとても重要です。

 

腎臓を守る生活習慣

 

  • 塩分は1日6g未満を目安に(市販のお惣菜・ラーメン・加工食品に注意)

  • 水分をこまめに摂り、尿で老廃物を出す習慣を

  • 過度な運動・ダイエット・サプリの取りすぎも腎臓に負担

  • 血圧や血糖値も腎機能に大きく影響します

 

静岡ひかり医院でできること

当院では、尿たんぱくや腎機能異常を指摘された方に対して:

  • 尿検査・血液検査(クレアチニン、eGFRなど)での精査

  • 原因に応じた生活習慣の見直しアドバイス

  • 必要に応じて専門医(腎臓内科)への紹介

  • 生活習慣病との関連を含めたトータルな対応

 

ご相談の目安

  • 尿たんぱく(+)が複数回出ている

  • 健診で腎機能の数値(eGFR)が低いと言われた

  • 高血圧・糖尿病などの持病がある

  • 原因がわからず不安がある

少しの異常が、将来の“透析予防”につながります。

 

まとめ|“症状が出ない”腎臓病だからこそ、早めの対応を

腎臓は、静かに機能が落ちていく臓器です。
「尿たんぱく+」という小さな異常も、見逃さずに向き合うことで、将来の大きな病気を防げます。

静岡ひかり医院では、腎臓だけでなく血圧・糖・脂質なども含めた総合的な生活習慣病管理をサポートしています。
健診結果をお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

医師紹介


静岡ひかり医院 内科担当医師 荻野修平


生活習慣病や栄養相談、オンライン診療にも力を入れています
「病院に行くほどではないけれど気になる…」という段階から、気軽にご相談いただけます。

日々の体調や生活習慣に関するちょっとした不安も、早めに対応することで大きな病気の予防につながります。
オンライン診療にも対応しておりますので、遠方の方もご自宅からご相談・ご予約いただけます。

 

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