【子どもの“目を細める”サインに要注意!春に増える視力低下の原因とは】
「最近、子どもが目を細めてテレビを見ている」それ、視力低下のサインかも?
春休み〜新学期のこの時期、眼科では子どもの視力低下の相談が急増します。
「学校の健康診断で視力が落ちていた」
「最近目を細めて見るようになった」
「スマホやゲームの時間が増えたかも…」
そんな“ちょっとした変化”が、視力低下の初期サインであることも。
特に春は環境の変化や生活リズムの乱れから、目に大きな負担がかかりやすい時期です。
視力が落ちるときに現れる“サイン”とは?
子どもは自分の目の不調をうまく言葉で説明できないことも多いため、
周囲の大人が「見た目のサイン」に気づくことが重要です。
こんな行動があれば、視力の変化を疑ってみてください:
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目を細めてテレビや黒板を見る
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頭を傾けたり顔を近づけたりして物を見る
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目をしょぼしょぼさせる、まばたきが多い
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以前より姿勢が悪くなった
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字を読むのを嫌がるようになった
これらは、近視や乱視の進行、あるいは目の調節機能の低下によって起こる反応の一つです。
なぜ春に視力低下が増えるのか?
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春休み中にスマホやゲーム、タブレットの使用時間が長くなる
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進学や学年が上がり、視力の必要な生活環境が変わる
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新しい生活リズムで睡眠不足やストレスが増える
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花粉や黄砂による目のかゆみでこすってしまう → 視機能に負担
これらが重なることで、目の調節機能が疲れ、視力が一時的または慢性的に低下することがあるのです。
子どもの視力低下を防ぐための3つのポイント
1. スマホ・ゲームの時間を“連続30分以内”に区切る
30分使用したら5〜10分は遠くを見る、体を動かすなど休憩を。
集中しすぎて“まばたきが減る”ことも視力に悪影響を与えます。
2. 外での遊び・自然光を浴びる時間を意識的に増やす
屋外で太陽光を浴びることは、近視の進行を抑える効果があるとされています。
1日1時間以上の屋外活動が理想です。
3. 目の健康を守る食事も意識する
・ルテイン(ほうれん草・ブロッコリー)
・ビタミンA(にんじん・卵黄)
・DHA(青魚)
などを含む食品を日々の食事に取り入れると、視力維持に役立ちます。
こんなときは眼科受診を検討してください
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健康診断で視力が急に低下していた
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ご家族で近視の進行が早い傾向がある
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学校で“板書の見づらさ”を指摘された
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子どもが目を細めて見るクセが続いている
視力の変化に早く気づき、適切なケアをすることが将来の視力を守る鍵になります。
特に成長期の目は進行が早いため、早期発見・早期対応がとても重要です。
静岡市でお子様の視力や目の健康が気になる方へ
当院では、子どもの視力検査・近視の進行抑制に関するご相談にも対応しています。
必要に応じて屈折検査や視機能チェック、生活習慣のアドバイスを行っています。
医師紹介
静岡ひかり医院 院長・眼科担当 池原正康
目の違和感や不調は、症状が軽いうちの受診がとても大切です。
「これって受診するべきかな?」と迷うときでも、お気軽にご相談ください。
当院では、目のトラブル全般に幅広く対応しています。
静岡市で眼科の受診をご検討の方は、下のボタンからLINEでご予約いただけます。