春の紫外線に要注意!目の日焼けを防ぐための食べ物とは?
春の紫外線は意外と強い!目への影響とは?
紫外線は夏に多いイメージがありますが、春(特に3月〜5月)も紫外線量が増加し、4月・5月には真夏と同じレベルの紫外線を浴びることになります。 目が紫外線を受けると、次のような影響が出ることが知られています。
目が紫外線を浴びると…
- 角膜がダメージを受け、「紫外線角膜炎」を発症する(強い日差しを浴びた後、目がゴロゴロする・充血する)
- 白内障のリスクが上昇する(水晶体のたんぱく質が紫外線で変性し、視界がかすむ原因になる)
- 黄斑変性症のリスクが高まる(網膜の中心部が損傷し、視力低下を招く可能性)
特に屋外での活動が多い人や、紫外線に敏感な人は、春からしっかり対策をすることが重要です。
目を紫外線から守るための栄養素と食べ物
1. ルテイン・ゼアキサンチン(紫外線ダメージを防ぐ)
ルテインとゼアキサンチンは、目の黄斑部や水晶体を守り、紫外線による酸化ストレスを軽減します。
含まれる食べ物
- ほうれん草、ブロッコリー、ケール
- とうもろこし、ピーマン
期待できる効果
- 網膜を保護し、紫外線のダメージを軽減する
- 目のかすみや疲れ目の予防
2. ビタミンA(目の粘膜を保護)
ビタミンAは角膜を健康に保ち、涙の分泌を促すため、紫外線の影響から目を守る働きがあります。
含まれる食べ物
- にんじん、かぼちゃ、レバー、卵黄
期待できる効果
- 目の乾燥を防ぎ、紫外線によるダメージを軽減
- 角膜や網膜の健康を維持
3. ビタミンC・E(抗酸化作用で細胞を守る)
紫外線は目の細胞を酸化させ、老化を進行させます。ビタミンCとEは抗酸化作用があり、細胞の損傷を防ぐ役割を果たします。
含まれる食べ物
- ビタミンC:キウイ、柑橘類(オレンジ・グレープフルーツ)、パプリカ
- ビタミンE:アーモンド、ナッツ類、アボカド、オリーブオイル
期待できる効果
- 紫外線ダメージから目を保護
- 水晶体の老化を防ぎ、白内障予防につながる
4. DHA・EPA(網膜の機能維持をサポート)
DHAやEPAは目の血流を改善し、視力低下を防ぐ働きがあります。
含まれる食べ物
- サバ、イワシ、マグロ、サーモン
期待できる効果
- 目の酸化ストレスを軽減し、紫外線によるダメージを抑える
- 視力を維持し、目の健康をサポート
5. 亜鉛(目の健康を維持)
亜鉛は目の粘膜を保護し、網膜の働きをサポートする重要なミネラルです。
含まれる食べ物
- 牡蠣、牛肉、ナッツ類
期待できる効果
- 紫外線による目の老化を防ぐ
- 視力低下を予防する
紫外線対策を徹底し、目を守る習慣を!
1. UVカットのサングラスを使用する
- 紫外線透過率1%以下のものを選ぶ
- サングラスのレンズの色ではなく、UVカット機能の有無が重要
2. つばの広い帽子をかぶる
- 紫外線の約50%が横や上からの反射で目に入るため、帽子の併用が効果的
3. 外出時間を工夫する
- 紫外線が最も強い10時〜14時の外出は控えめに
- 日陰を選んで歩く
4. 目薬で乾燥対策をする
- 紫外線を浴びた後は、防腐剤なしの人工涙液で目を潤す
こんな症状が続く場合は眼科へ相談を
- 強い日差しを浴びた後、目がゴロゴロして痛む
- 目の充血や涙が止まらない
- 視界がかすんだり、光がまぶしく感じる
紫外線による目のダメージが蓄積すると、将来的に白内障や黄斑変性症のリスクが高まるため、早めのケアが重要です。
まとめ:紫外線対策で目の健康を守る
- UVカットのサングラスや帽子を活用する
- 目に必要な栄養を積極的に摂取する(ルテイン・ビタミンA・C・E・DHAなど)
- 外出時間を調整し、紫外線の影響を軽減する
- 目の乾燥を防ぎ、紫外線ダメージを最小限に抑える
日々の習慣を見直し、目の健康をしっかり守りましょう。
紫外線による目の影響が気になる方は、お気軽に当院までご相談ください。