ドライアイは食事で改善できる?目を潤す栄養素とおすすめ食材
ドライアイとは?なぜ春に悪化しやすいのか
ドライアイは、涙の分泌量が減少したり、涙の質が低下することで目が乾燥しやすくなる状態です。特に春は、花粉や黄砂、エアコンの使用が増えることで、ドライアイの症状が悪化しやすくなります。
ドライアイの主な原因
- 長時間のスマホ・PC作業による瞬きの減少
- 花粉やホコリによる目の刺激
- エアコンの風や乾燥した空気の影響
- 栄養不足による涙の質の低下
ドライアイを改善する栄養素と食べ物
1. オメガ3脂肪酸(涙の質を改善)
オメガ3脂肪酸には炎症を抑え、涙の油層を安定させる作用があります。
これにより涙の蒸発を防ぎ、目の乾燥を軽減できます。
含まれる食べ物
- 青魚(サバ、イワシ、サンマ)
- 亜麻仁油、えごま油、くるみ
おすすめの摂取方法
- サバやイワシを焼き魚や味噌煮で食べる
- 亜麻仁油やえごま油をサラダにかける
2. ビタミンA(涙の分泌を促進)
ビタミンAは目の粘膜を保護し、涙の分泌を促す働きがあります。
不足するとドライアイの症状が悪化しやすくなります。
含まれる食べ物
- にんじん、かぼちゃ、ほうれん草
- レバー、卵黄
おすすめの摂取方法
- にんじんやかぼちゃのスープで摂取
- レバーは鉄分補給にもなるため、定期的に摂る
3. ビタミンC・E(抗酸化作用で目を守る)
目の細胞を守り、涙の分泌をサポートする抗酸化作用があります。
含まれる食べ物
- ビタミンC:キウイ、柑橘類(オレンジ・グレープフルーツ)、パプリカ
- ビタミンE:アーモンド、ナッツ類、アボカド、オリーブオイル
おすすめの摂取方法
- ナッツを間食に取り入れる
- サラダにアボカドやオリーブオイルを使う
4. 亜鉛(目の健康を維持)
亜鉛は目の粘膜を保護し、涙の分泌を促進します。
含まれる食べ物
- 牡蠣、牛肉、ナッツ類
おすすめの摂取方法
- 牡蠣のグリルやシチューで摂る
- ナッツを毎日の食事に取り入れる
ドライアイを防ぐための生活習慣
- パソコンやスマホの使用時は「20-20-20ルール」を実践(20分ごとに20秒間遠くを見る)
- エアコンの風が直接目に当たらないように調整
- 加湿器を使用し、室内の湿度を50~60%に保つ
- 防腐剤なしの人工涙液をこまめに点眼する
こんな症状が続く場合は眼科へ相談を
- 目の乾燥がひどく、痛みを感じる
- 目がかすんで見えにくい
- 充血やゴロゴロした違和感がある
ドライアイは放置すると悪化することがあるため、早めの対策が重要です。
気になる症状がある場合は、お気軽に当院までご相談ください。