春の体調不良を防ぐ!ビタミンD不足が免疫に与える影響とは?
[2025.03.13]
春にビタミンD不足が起こりやすい理由
春は気温の変化が激しく、体調を崩しやすい時期です。特にビタミンDが不足すると、免疫力の低下やアレルギー症状の悪化を招く可能性があります。
ビタミンDの主な働き
- 免疫細胞を活性化し、感染症を防ぐ
- 炎症を抑え、アレルギー反応を軽減する
- 骨の健康を維持し、筋力低下を防ぐ
春にビタミンDが不足しやすい理由として、次のようなことが挙げられます。
- 冬の間に日照時間が少なく、体内のビタミンD貯蔵量が減少する
- 花粉症対策で屋内にいる時間が長くなり、日光を浴びる機会が減る
- 食事からの摂取量が不足しがちになる
ビタミンDは「日光を浴びること」で体内でも生成されるため、春の時期に不足すると、免疫機能が低下し、体調不良を引き起こしやすくなります。
ビタミンD不足による健康リスク
1. 免疫力の低下による感染症リスクの増加
- 風邪やインフルエンザにかかりやすくなる
- 花粉症やアレルギーの症状が悪化しやすくなる
2. 骨や筋肉の衰え
- 骨密度が低下し、骨折リスクが高まる
- 筋力低下により、疲れやすくなる
3. うつ症状や気分の落ち込み
- ビタミンDは「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンの分泌を助けるため、不足すると気分が不安定になりやすい
ビタミンD不足を防ぐ生活習慣
1. 日光を浴びる習慣をつける
- 1日15~30分程度、顔や腕に日光を浴びる(曇りの日でも効果あり)
- 室内にいる場合は窓越しではなく、直接日光を浴びる
- 朝の散歩やベランダでの軽い運動を習慣にする
2. ビタミンDを多く含む食品を摂る
ビタミンDを多く含む食品
- 魚類(サーモン、イワシ、サバ、マグロ)
- きのこ類(しいたけ、舞茸、きくらげ)
- 卵黄、チーズ、バター
食事の工夫
- サバやサーモンを焼き魚や煮付けで取り入れる
- しいたけを天日干ししてから食べるとビタミンD量が増加
- 卵やチーズを朝食に取り入れる
3. ビタミンDの吸収を助ける栄養素を摂取する
- ビタミンDは脂溶性のため、良質な脂質と一緒に摂ると吸収率が上がる
- ビタミンK(納豆・ほうれん草)やマグネシウム(ナッツ類・豆類)と一緒に摂ると骨の健康維持に効果的
こんな症状が続く場合は内科へ相談を
- 風邪や感染症にかかりやすくなった
- 花粉症の症状が例年より悪化している
- 骨や関節の痛みが続く
- 慢性的な疲労感や気分の落ち込みを感じる
ビタミンD不足はすぐに症状が現れるものではなく、長期間の不足が体調不良の原因となるため、早めに対策することが重要です。
まとめ:春の体調管理にビタミンDを意識しよう
- 1日15~30分の日光浴を習慣にする
- ビタミンDを多く含む食品(魚・きのこ・卵)を意識的に摂る
- ビタミンDの吸収を助ける栄養素(脂質・ビタミンK・マグネシウム)と組み合わせる
- 体調が優れない場合は、医療機関に相談する
春の健康管理において、ビタミンDの重要性を意識し、免疫力を高める習慣を取り入れましょう。
体調が気になる方は、お気軽に当院までご相談ください。