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【夏に要注意】いびき・だるさ…「寝苦しい夜」のその先に潜む無呼吸症候群とは?

[2025.07.26]

【夏に要注意】いびき・だるさ…「寝苦しい夜」のその先に潜む無呼吸症候群とは?

「なんだか寝ても疲れが取れない」「朝から頭が重い」「日中もボーッとしてしまう」…

今年の夏も、そんな不調を感じていませんか?

「熱帯夜のせいかな?」「夏バテだろう」と、ついつい片付けてしまいがちな夏の体調不良。しかし、その“寝苦しい夜”の先に、ひょっとすると睡眠時無呼吸症候群(SAS)という病気が潜んでいるかもしれません。

しかも、ご存じでしたか? このSAS、実は夏に症状が悪化しやすい傾向があるのです。

 

睡眠時無呼吸症候群(SAS)って、どんな病気?

SASとは、眠っている間に呼吸が何度も止まってしまう状態が繰り返される病気です。多くの場合、「家族から大きないびきを指摘される」「いくら寝ても疲れが取れない」「日中に強い眠気に襲われる」といった症状で、ご自身やご家族が気づかれることが多いです。

最も懸念されるのは、一晩に何十回、人によっては何百回も呼吸が止まることで、体とくに心臓や脳に大きな負担がかかり続けることです。

SASを放置することで、以下のような深刻な健康リスクが高まることが知られています。

  • 高血圧・脳卒中・心筋梗塞など、命に関わる生活習慣病のリスク上昇

  • 糖尿病のコントロール悪化

  • 日中の集中力低下居眠り運転による交通事故の原因

「単なるいびき」と軽視せず、ご自身の体のサインを見逃さないことが大切です。

 

なぜ夏に無呼吸が悪化しやすいの? 季節がもたらす落とし穴

「夏になると、いびきがひどくなった気がする」「朝のだるさが特に増した」と感じる方がいるのは、気のせいではありません。夏は、SASのリスクを高めたり、既存の症状を悪化させたりする要因がいくつも重なる季節だからです。

  • 冷房による喉の乾燥や気道のむくみ: エアコンのつけっぱなしは、寝室の空気を乾燥させます。喉が乾燥すると炎症を起こしやすくなり、気道がむくんで狭くなることで、呼吸が止まりやすくなります。

  • 体重の増加(運動不足や冷たい物の摂りすぎ): 夏は暑さで体を動かすのが億劫になり、運動不足になりがち。冷たい飲み物や高カロリーな食事の誘惑も多く、体重が増えやすい傾向にあります。体重が増えると、首周りにも脂肪がつき、気道を圧迫しやすくなります。

  • 熱帯夜による睡眠の質の低下: 暑さで寝苦しい夜が続くと、なかなか深い眠りに入ることができません。睡眠が浅くなると、気道の筋肉が緩みやすくなり、無呼吸のエピソードが増えることがあります。

  • 寝酒(アルコール)や夜更かしが増える: 夏休みシーズンは、飲酒の機会が増えたり、夜更かしをしたりする方も多いでしょう。アルコールは気道の筋肉を緩ませる作用があり、無呼吸を誘発・悪化させる原因となります。

これらの要因が重なることで、普段は症状が軽い方でも、夏に無呼吸が悪化してしまうケースが少なくありません。

 

あなたの睡眠、こんな症状はありませんか? 自己チェックリスト

もし、以下の症状にひとつでも心当たりがある場合、あなたの体は睡眠のSOSを発しているのかもしれません。一度、SASの検査を検討してみることを強くおすすめします。

  • 家族から「大きないびきをかく」「呼吸が止まっている」と言われる

  • 寝汗がひどく、寝起きがスッキリしない、体がだるい

  • 朝起きたときに頭痛や倦怠感がある

  • 日中の眠気が非常に強く、会議中や運転中にうとうとしてしまうことがある

  • 夜中に何度も目が覚め、熟睡感がない

  • 夜間、何度もトイレに起きることがある

これらの症状は、「夏の疲れ」で片付けられるものではないかもしれません。

 

当院ではSASの管理・対応を行っています

静岡ひかり医院では、睡眠時無呼吸症候群の疑いがある患者さんに対して、早期発見と適切な管理をサポートしています。

  • 必要に応じた検査のご案内(専門医連携も含む): 簡易的なご自宅での検査から、より詳しい検査が必要な場合は、専門医療機関との連携も視野に入れ、患者さんに最適な検査をご提案します。

  • 日常生活に関する具体的なアドバイス: 睡眠環境の改善、食生活や運動習慣の見直しなど、日常生活で実践できるアドバイスを通じて、症状の改善を目指します。

  • 継続的なフォローアップや生活習慣病との併発管理: 特に高血圧や糖尿病をお持ちの方は、無呼吸がそれらの病気の原因となっている、あるいは悪化させている可能性があります。当院では、併発する病気も総合的に管理し、患者さん全体の健康をサポートします。

「ただの疲れ」だと見過ごさず、気になる症状があれば、どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。

 

まとめ

「寝ても疲れが取れない」という悩みは、夏にはよくあることと思われがちですが、その裏に睡眠時無呼吸症候群が潜んでいる可能性も十分にあります。

放置すれば全身の健康に関わる重大なリスクもあるため、症状に心当たりがある方は、早めの対策と専門医への相談が非常に大切です。

 

🩺監修医師

内科担当:荻野 修平 医師

生活習慣病や睡眠の不調など、日常のちょっとした異変から専門的な管理まで、幅広く対応しています。「疲れが取れない」「体調が安定しない」など、気になる症状がある方は、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。

 

 

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