白内障が進むとどうなる?見え方の変化と手術のタイミング
白内障とはどんな病気?
白内障は、目の中にある「水晶体」というレンズが濁る病気です。もともと透明だった水晶体が加齢や紫外線、糖尿病などの影響で徐々に白く濁ってくると、光がうまく網膜まで届かなくなり、視界がかすんだり、まぶしさを強く感じたりするようになります。主に50代以降から進行しやすく、誰でも年齢とともに発症する可能性があります。
白内障が進行すると、見え方はどう変わる?
白内障の初期では、「最近ちょっと視界がぼやけるかな?」といった曖昧な自覚症状で始まることが多いです。しかし進行すると、以下のような症状が目立つようになります。
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視界がかすんでにじんで見える
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光が異常にまぶしく感じる(夜間の車のライトなど)
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一点が二重・三重に見える
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曇ったガラス越しに物を見ているような感覚になる
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メガネを新調しても視力が改善しない
このような状態が続くと、日常生活にも支障をきたすようになります。新聞やスマホの文字が読みづらい、料理中に包丁が危なく感じる、段差につまずくなど、生活の安全にも影響が出ることがあります。
白内障手術はいつ受けるべき?タイミングの見極め
白内障の治療は基本的に「手術」によって行います。内服薬や点眼で濁りを元に戻すことはできません。とはいえ、「今すぐ手術しなければ危険」というわけではなく、患者さんの生活への支障がどの程度あるかが、手術のタイミングを考えるポイントになります。
以下のような場合は、手術を検討するサインといえるでしょう。
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メガネでも視力が出なくなってきた
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夜間の運転が危ないと感じる
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視界のまぶしさやかすみが日常生活に支障をきたしている
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検査で手術が適応と診断された
白内障の手術は局所麻酔で行われ、数十分程度で終了します。入院が必要ない日帰り手術も一般的になっており、術後の回復も比較的スムーズです。
白内障は放置するとどうなる?
白内障を長期間放置してしまうと、水晶体の濁りが強くなり、白く厚くなった状態では手術自体が難しくなることもあります。さらに、白内障が進行しすぎると「緑内障」など別の病気を併発するリスクもあります。
「見えにくいけど、まだ我慢できるから大丈夫」と自己判断で様子を見続けるのではなく、定期的な診察と医師の判断を仰ぐことが大切です。
静岡ひかり医院では白内障の診察と手術を行っています
静岡ひかり医院では、白内障の検査から診断、手術までを一貫して対応しています。
日常の見え方に不安を感じた方や、「白内障と言われたけれど様子見中」という方も、気軽にご相談ください。
症状や生活スタイルに合わせて、最適な治療方針をご提案いたします。
医師紹介
この記事は、眼科専門医・院長の池原正康 医師(白内障手術・屈折矯正手術・ドライアイ治療など担当)が監修しています。
白内障をはじめとする加齢性眼疾患の豊富な手術経験をもとに、見え方の質と安全性の両立を重視した診療を行っています。
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「これって白内障かも?」と感じた方も、お気軽にご相談ください。
白内障手術前の診察は来院が必要ですが、その他のご相談にはオンライン診療もご利用いただけます。