その喉の痛み、もしかして?内科医が語る『秋の風邪』と『コロナ第〇波』の見分け方
その喉の痛み、もしかして?内科医が語る『秋の風邪』と『コロナ第〇波』の見分け方
執筆・監修:荻野 修平(医師)
専門分野:予防医学、栄養学、内科全般
季節の変わり目に注意したい感染症
夏の疲れが残るこの時期、喉の痛みや咳、発熱といった症状で体調を崩す方が増えています。 特に、近年は新型コロナウイルス(以下、コロナ)の流行も続いており、「ただの風邪なのか、それともコロナなのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
今回は、内科医の視点から、『秋の風邪』と『コロナ』の主な症状の違いと、ご自宅でできる見分け方のヒントを解説します。
症状別!『秋の風邪』と『コロナ』の見分け方
両者は症状が似ているため、自己判断は難しいですが、一般的に以下のような傾向が見られます。
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風邪の場合:
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主な症状は喉の痛み、鼻水、くしゃみ。
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発熱はあまり高くならないか、出ない場合が多い。
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症状が比較的ゆっくりと現れることが多い。
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コロナの場合:
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発熱、強いだるさ(倦怠感)が比較的多く見られる。
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喉の痛みや咳も出るが、風邪よりも症状が重くなる傾向がある。
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味覚や嗅覚の異常が特徴的な症状として現れることがある。
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感染症予防に欠かせない3つの習慣
風邪もコロナも、ウイルス性の感染症であることに変わりはありません。日々の予防対策を徹底することが最も重要です。
1.こまめな手洗いと消毒:
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ウイルスは手についた状態で口や鼻から侵入します。外出先から帰宅後や食事前には、石鹸を使って丁寧に手を洗いましょう。
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2.十分な休養と睡眠:
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免疫力を高めるためには、体が十分に休む時間が必要です。質の良い睡眠を確保することで、ウイルスに負けない体づくりができます。
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▶睡眠と健康の関係はこちら: 「寝るだけで病気は防げる?内科医が教える睡眠と生活習慣病の深い関係」
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3.適切な水分補給と栄養摂取:
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のどの粘膜を潤すことで、ウイルスの侵入を防ぐバリア機能を保てます。バランスの取れた食事で、免疫細胞が活発に働くための栄養を摂りましょう。
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▶疲労回復に効く栄養のポイントはこちら: 「そのだるさは栄養不足?内科医が教える夏の疲労回復レシピと栄養のポイント」
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静岡ひかり医院からのメッセージ
喉の痛みや発熱など、体調に異変を感じたら、自己判断せずに医療機関へご相談ください。
当院では、患者様の症状や状況に合わせて、適切な検査や治療方針を検討いたします。
静岡ひかり医院について
静岡ひかり医院は、静岡市に根ざした地域のかかりつけ医です。内科と眼科を併設しており、内科医が生活習慣病の予防と管理を、眼科専門医が目の健康をサポートします。
【当院の基本情報】
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クリニック名: 静岡ひかり医院
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所在地: 〒422-8021 静岡市駿河区小鹿429-1
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電話番号: 054-288-6969
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受付時間:
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眼科: 月~金 8:30~11:30 / 13:30~16:30、土曜 8:30~11:30 / 13:30~16:30
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内科: 平日午前診療 8:30〜11:30、午後診療は完全予約制の面談のみ
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休診日: 日曜・祝日
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アクセス: JR東静岡駅より車で約7分、またはバス「小鹿公民館前」下車から徒歩約2分
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Webサイト: [静岡ひかり医院 公式サイトへ]
監修:静岡ひかり医院 荻野 修平(医師)
【参考資料】
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厚生労働省「新型コロナウイルス感染症について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html
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国立感染症研究所「感染症情報」
【免責事項】 このブログ記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の症状の診断や治療を代替するものではありません。ご自身の体調に不安がある場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。