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梅雨前の不調、実は“気象病”かも?

[2025.05.24]

はじめに

「最近、なんとなく体がだるい」
「頭が重い」「気分が落ち込む」
静岡市でもこの時期、こうした“漠然とした不調”を感じる方が増えています。

実はそれ、“気象病”と呼ばれる状態かもしれません。
梅雨入り前の今は、湿度や気圧の変化が大きく、体に負担がかかりやすい季節です。
今回は、見過ごされがちな“気象病”の正体と対策について解説します。

気象病とは?

気象病とは、天気や気圧、湿度、気温などの変化がきっかけで起こる体調不良のことです。
医学的には「気象関連疾患」とも呼ばれ、自律神経が大きく関与しています。

人間の体は、気圧の変化に合わせて血管の収縮や神経活動を調整していますが、
この調整がうまくいかないと、不調が生じやすくなります。

 

こんな症状が出ていたら要注意

  • 朝からなんとなく頭が重い

  • めまい・立ちくらみが起こりやすい

  • 胃腸の調子が悪く、食欲が出ない

  • 肩こりや関節痛がひどくなる

  • 気分が沈みやすい、イライラする

梅雨の前後は特に、自律神経のバランスが乱れやすく、症状が出やすくなります。
また、持病(片頭痛・喘息・関節リウマチなど)を持つ方は、この時期に悪化するケースもあります。

 

“気象病”に負けないための生活習慣

自律神経を安定させるには、生活リズムを整えることが基本です。

  • 起床・就寝時間を一定にし、睡眠時間をしっかり確保

  • 朝起きたら太陽の光を浴びる(体内時計のリセット)

  • 湯船につかって血流を改善する

  • 軽い運動やストレッチを習慣にする

  • カフェイン・アルコールの過剰摂取を控える

また、気圧の変化に敏感な方は、耳まわり(内耳)への刺激を和らげる工夫も有効です。
天気アプリで気圧の傾向を把握し、事前に対策するのもおすすめです。

 

食事と栄養でサポートするには

  • ビタミンB群(疲労回復・神経の働きを整える):豚肉、納豆、玄米など

  • マグネシウム(神経の安定・血圧コントロール):ナッツ、豆類、海藻

  • 鉄分(貧血による倦怠感を予防):赤身肉、ほうれん草、レバー

食事からの栄養補給が不十分な場合は、医師と相談しながらサプリの活用も一案です。

 

静岡ひかり医院でできること

当院では、“なんとなく不調”と感じる方のご相談も多数お受けしています。

  • 自律神経バランスや血圧のチェック

  • 睡眠・栄養・生活習慣の見直し相談

  • 必要に応じた血液検査や内服治療

  • 気象病に関連する片頭痛・関節痛などのサポート

「病気とは言えないけど、つらい」
そんな時こそ、我慢せずにご相談ください。
内科はオンライン診療も対応しています。初診の方もLINEからご予約いただけます。

 

まとめ|“気のせい”にしない。気象病への理解と対策を

梅雨入り前の今は、体が気象の変化に振り回されやすい時期です。
“なんとなくの不調”を放置せず、しっかり向き合うことが、夏に向けた健康維持にもつながります。

静岡ひかり医院では、地域の皆さまの季節に合わせた体調管理をサポートしています。
お気軽にご相談ください。

静岡市駿河区/内科・眼科併設/駐車場あり/内科はオンライン診療対応・初診OK

 

【担当医紹介】

この記事は、静岡ひかり医院 内科担当医
荻野 修平(おぎの しゅうへい)医師が監修しています。

総合内科・予防医療・栄養指導を専門とし、“なんとなく不調”と感じた時の早期対応に力を入れています。
生活に合わせた具体的なアドバイスで、患者様とともに健康を支えていきます。

 

 

 

▼LINEから予約・相談できます



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