湿気が増えると“カビ”も増える?咳・鼻炎の原因は部屋かも
はじめに
5月下旬から湿度が高まり、室内がムッと感じる日が増えてきました。体調に自信がある方でも、「なんだか咳が続く」「鼻がムズムズする」といった不調を感じていませんか?実はその原因、部屋の“カビ”や“湿気”にあるかもしれません。とくにアレルギー体質の方は要注意です。
カビが原因で起こる体調不良とは?
カビは目に見える黒ずみだけでなく、空気中に微細な胞子を飛ばして広がります。
これを吸い込むことで、以下のような不調を引き起こすことがあります。
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咳や痰が続く(カビによる気管支炎)
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鼻づまり、くしゃみ(通年性アレルギー性鼻炎)
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のどの違和感や喘息様症状
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免疫が弱い人では「夏型過敏性肺炎」など重篤な病気も
特に梅雨入り直前は、気温と湿度のバランスがカビの繁殖に最適な環境となり、症状が悪化しやすくなります。
症状が続くときの見直しポイント
体調がすぐれないときは、薬の前にまず生活環境を見直すことも大切です。
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寝室やクローゼットなど「湿気がこもる場所」の換気
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エアコン内部や浴室、押入れの清掃
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空気清浄機や除湿器の活用
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室内干しのタイミングと場所に注意
湿気とアレルギー、なぜ関係ある?
日本の住環境は気密性が高く、湿気がこもりやすい傾向があります。
この湿気がダニ・カビの温床になり、アレルギー症状を引き起こしやすくします。
「春は花粉だったけど、今はなんで?」という方は、住環境の見直しで改善することもあります。
内科で相談すべきタイミングとは
風邪やウイルス感染ではなく、以下のような状態が続いている場合は、アレルギーやカビによる気道刺激の可能性があります。
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咳や痰が2週間以上続いている
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朝晩や室内にいると悪化する
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鼻の症状とともに倦怠感がある
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家族にも同様の症状が出ている
特に高齢者やアレルギー体質の方は、肺への影響が出やすいため注意が必要です。
静岡ひかり医院でできること
当院では、こうした季節の体調不良についても総合的に診療しています。
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咳・鼻炎症状の原因確認(血液検査やレントゲン含む)
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アレルギー反応の有無を調べる検査
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環境改善のための生活アドバイス
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必要に応じて専門医への紹介
単なる「風邪」や「疲れ」と思わず、一度ご相談ください。
まとめ|“室内環境”が体調に影響する季節です
梅雨入りを控えたこの時期は、気温と湿度の上昇で体調を崩しやすくなります。
とくに咳や鼻の症状が続く場合は、カビ・湿気といった「目に見えない原因」が隠れていることも。
静岡ひかり医院では、日常の不調を丁寧に診察し、必要に応じて早めの対策を提案しています。
【担当医紹介】
この記事は、静岡ひかり医院 内科担当医
荻野 修平(おぎの しゅうへい)医師が監修しています。
内科全般・予防医療・アレルギー相談まで幅広く対応し、患者さま一人ひとりの生活に合った医療を心がけています。
「ちょっと気になる不調」でも、まずはお気軽にご相談ください。
LINE予約・オンライン診療について
当院では、初診・再診ともにLINEからご予約が可能です。
オンライン診療にも対応していますので、忙しい方や遠方の方も安心してご相談いただけます。