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【健診異常のホントの話】尿酸値が高い…それって痛風予備軍?まだ発作がない人こそ要注意

[2025.04.22]

健診で「尿酸値が高い」と言われたら

健診の結果に「尿酸値:7.5mg/dL」と書かれていたけど、痛風の症状もないし、まだ様子見で大丈夫…そう思っていませんか?

実は、尿酸値の異常は、発作が起きる前から静かにリスクが蓄積しています。
今は痛みがなくても、体の中では“結晶”が関節や腎臓に沈着し始めているかもしれません。

 

尿酸値ってどれくらいからが「高い」?

 

尿酸値(mg/dL) 状態 対応の目安
7.0未満 正常 基本的に問題なし
7.0〜8.0 境界〜高値 生活改善を推奨
8.0以上 高尿酸血症 原則として治療対象

 

特に「8.0以上」は明確なリスクライン。
何も症状がなくても、尿酸値が8.0を超えていれば放置しないほうが安心です。

 

放っておくとどうなる?痛風だけじゃないリスク

  • 足の親指が腫れて激痛(=痛風発作)

  • 関節の変形や機能低下

  • 尿路結石(腎臓や膀胱に“石”ができる)

  • 腎機能の悪化(慢性腎臓病へ進行)

痛風の一歩手前の段階で、すでに腎臓はダメージを受け始めている可能性もあります。

 

尿酸値を下げる生活習慣

生活の中で見直せるポイントは意外と多くあります。

食事
  • プリン体の多い食品(レバー・ビール・魚卵など)は控えめに

  • 水分をこまめに摂って尿から排出を促す

  • 果糖(ジュース・甘いお菓子)も尿酸値を上げやすいため注意

 

運動・習慣
  • 急な激しい運動は逆効果、軽い有酸素運動を継続的に

  • アルコールは特にビール・日本酒に注意

  • ストレス・睡眠不足も尿酸に影響するため、規則正しい生活を

 

静岡ひかり医院でできること

当院では、尿酸値が高い方に対して、

  • 血液検査での再確認(腎機能や尿検査も含めて)

  • 食事・運動指導

  • 必要に応じて薬物療法や専門医への紹介も対応

  • 痛風発作の予防と長期的な腎機能管理

“痛みが出てから”ではなく、“出る前に”相談することが大切です。

 

受診の目安

  • 尿酸値が7.0以上で、再検査や指導を受けていない

  • 数年前から尿酸値が上がってきている

  • 肥満・飲酒・運動不足の習慣がある

  • 家族に痛風や腎臓病の方がいる

1つでも当てはまる方は、一度ご相談ください。

 

まとめ|痛風になる前に、体はすでにサインを出している

「まだ発作がないから平気」と思っていると、ある日突然、歩けないほどの激痛に襲われることも。
それだけでなく、腎臓や血管にもダメージが進んでしまっているケースが少なくありません。

静岡ひかり医院では、尿酸値の異常を放置せず、生活習慣の見直しや体全体のケアまで対応しています。
気になる方は、検査結果をお持ちいただき、気軽にご相談ください。

 

医師紹介


静岡ひかり医院 内科担当医師 荻野修平


生活習慣病や栄養相談、オンライン診療にも力を入れています。
「病院に行くほどではないけれど気になる…」という段階から、気軽にご相談いただけます。

日々の体調や生活習慣に関するちょっとした不安も、早めに対応することで大きな病気の予防につながります。オンライン診療にも対応しておりますので、遠方の方もご自宅からご相談・ご予約いただけます。

 

 

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