咳が止まらない…今年は「長引く風邪」が増えています
風邪は治ったはずなのに、咳だけが続く
「熱も下がったし、風邪はもう治ったと思ったのに、咳だけが止まらない」
そんな相談が、今年は特に増えています。
実は今、春の気温差や空気中の汚れの影響で、風邪が長引きやすくなっています。
咳を放っておくと、別の病気に進んでしまうことも。
「たかが咳」と軽く見ず、早めの対応が大切です。
なぜ今年は咳が長引きやすいのか?
普段の風邪なら、1週間もすれば自然に咳も落ち着くことが多いですが、今年は違います。
主な原因として、以下のような環境の変化が関係しています。
-
昼と夜の寒暖差が激しく、体に負担がかかる
-
花粉や黄砂、PM2.5などの空気の汚れが増加
-
インフルエンザやコロナの流行で免疫が不安定になっている
こうした要因が重なることで、喉や気道が刺激され、咳がなかなか治まらないケースが増えています。
咳が続くときに気をつけたい症状
以下のような症状がある場合は、ただの風邪ではないかもしれません。
-
咳が2週間以上続いている
-
特に夜間や朝方に咳き込むことが多い
-
息苦しさや胸の痛みがある
-
微熱やだるさがなかなか取れない
長引く咳の原因としては、気管支炎や咳喘息、アレルギーなども考えられます。
違和感が続くようであれば、一度医療機関で確認することをおすすめします。
咳をこじらせないためのポイント
風邪の後でも、生活の中で気をつけることで、咳の悪化を防ぐことができます。
-
部屋の加湿を心がける(湿度は50~60%が理想)
-
外出後のうがいや鼻うがいで、刺激物を洗い流す
-
無理せず十分な睡眠と休養をとる
-
市販の咳止めを長期間使い続けない(原因を見極めることが大切)
また、就寝時の喉の乾燥を防ぐために、マスクをつけて寝るのも効果的です。
回復をサポートする食事
体力が落ちていると、回復にも時間がかかります。
食事から体を整える意識も大切です。
-
ビタミンC(いちご、キウイ、ブロッコリーなど)
-
良質なたんぱく質(鶏肉、魚、卵、大豆製品)
-
亜鉛(牡蠣、豚肉、ナッツ類)
粘膜や免疫の働きを助ける栄養素を、毎日の食事に取り入れましょう。
静岡ひかり医院でできること
静岡ひかり医院では、咳が長引く方に対して以下のような対応を行っています。
-
問診・診察による原因の確認
-
必要に応じたレントゲン検査
-
咳喘息・アレルギー・気管支炎などへの対応
-
生活環境や体質に合わせたアドバイス
「何が原因か分からないけど咳が続いてつらい」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
ご相談の目安
こんな方は一度受診をおすすめします。
-
咳が2週間以上続いている
-
咳のせいで眠れない、生活に支障がある
-
息苦しさや倦怠感を感じる
-
市販薬で改善しない、何となく不安
「病院に行くほどでもないかも」と迷っているうちに、悪化してしまうこともあります。
気になるときは、早めの行動が安心につながります。
まとめ|「そのうち治る」と思わず、早めの対処を
今年は特に、咳が長引きやすい環境がそろっています。
咳が続くのは、体からの小さなサインかもしれません。
「様子を見よう」と放置せず、気になる症状は早めに相談することが大切です。
静岡ひかり医院では、長引く咳や風邪のあとの体調不良についても、総合的に診察・サポートしています。
初診の方もお気軽にどうぞ。
担当医紹介
この記事は、静岡ひかり医院 内科担当医
荻野 修平(おぎの しゅうへい) 医師が監修しています。
総合内科・予防医療・栄養指導を専門とし、
患者さん一人ひとりの生活スタイルに合わせた診療を心がけています。
静岡ひかり医院では、長引く咳や風邪のあとの体調不良についても、総合的に診察・サポートしています。
当院の内科では、LINEからのご予約はもちろん、オンライン診療にも対応しています。
初診の方もLINEからご予約いただけますので、お気軽にご相談ください。
▼LINEから予約・相談できます▼