季節の変わり目に要注意!内科医が教える肩こり・頭痛の意外な原因と対策
執筆・監修:荻野 修平(医師)
専門分野:予防医学、栄養学、内科全般
「なんとなくの不調」は気温差が原因かも?
涼しくなってきたこの季節、「肩が重い」「頭痛がする」といった、なんとなくの不調を感じていませんか? これらの症状は、単なる疲れや姿勢の悪さだけでなく、季節の変わり目の気温差が引き起こす自律神経の乱れが原因かもしれません。
今回は、内科医の視点から、季節の変わり目に起こる不調のメカニズムと、日々の生活でできる具体的な対策について解説します。
自律神経の乱れが引き起こす肩こりと頭痛
自律神経は、暑い屋外と冷房の効いた室内を行き来するだけでもバランスを崩します。季節の変わり目の激しい気温差は、この自律神経をさらに疲弊させます。
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肩こり:
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寒さや冷えを感じると、体は無意識に筋肉を緊張させて熱を逃さないようにします。これにより、首や肩周りの筋肉が硬直し、血行不良となり、肩こりや首の痛みに繋がります。
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頭痛:
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自律神経の乱れは、血管の収縮・拡張をコントロールする機能にも影響を与えます。血管が拡張と収縮を繰り返すことで、頭痛を引き起こすことがあります。
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内科医が教える!不調を改善する3つの習慣
1.「体を温める」食事を意識する:
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ポイント: 冷たい飲み物や食べ物は避け、温かいスープや温野菜を積極的に摂りましょう。体を内側から温めることで、血行が良くなり、筋肉の緊張を和らげます。
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▶食生活の改善については、こちらの記事もご参考に: 「食欲の秋、食べすぎ注意!内科医が教える健康的な食欲コントロール術」
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2.入浴でリラックスする:
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ポイント: ぬるめのお風呂にゆっくり浸かり、体を芯から温めましょう。これにより、副交感神経が優位になり、自律神経のバランスが整います。
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▶自律神経を整える方法はこちら: 「その夏の不調は自律神経の乱れ?内科医が教えるストレスと食事の関係」
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3.軽いストレッチで血行促進:
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ポイント: 首や肩の筋肉をゆっくりと回したり、伸ばしたりするストレッチを習慣にしましょう。血行が良くなり、肩こりの緩和に繋がります。
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静岡ひかり医院からのメッセージ
季節の変わり目の不調は、放置すると慢性的な疲労や、体の免疫力低下に繋がる可能性があります。
もし、長引く肩こりや頭痛でお悩みでしたら、自己判断せずにご相談ください。
静岡ひかり医院について
静岡ひかり医院は、静岡市に根ざした地域のかかりつけ医です。内科と眼科を併設しており、内科医が生活習慣病の予防と管理を、眼科専門医が目の健康をサポートします。
【当院の基本情報】
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クリニック名: 静岡ひかり医院
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所在地: 〒422-8021 静岡市駿河区小鹿429-1
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電話番号: 054-288-6969
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受付時間:
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眼科: 月~金 8:30~11:30 / 13:30~16:30、土曜 8:30~11:30 / 13:30~16:30
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内科: 月・火・水 8:30〜11:30 / 13:30〜16:30、木・金 8:30〜11:30、午後診療は完全予約制の面談のみ
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休診日: 日曜・祝日
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アクセス: JR東静岡駅より車で約7分、またはバス「小鹿公民館前」下車から徒歩約2分
【参考資料】
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日本臨床内科医師会「自律神経失調症」:https://www.japha.jp/doc/byoki/019.pdf
【免責事項】 このブログ記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の症状の診断や治療を代替するものではありません。ご自身の体調に不安がある場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。