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秋の味覚「きのこ」は万能薬?内科医が教える健康効果と食べ方

[2025.09.24]

執筆・監修:荻野 修平(医師)

専門分野:予防医学、栄養学、内科全般

 

秋の味覚「きのこ」は万能薬?

秋になり、スーパーの店頭にも様々な種類のきのこが並ぶようになりました。 きのこは低カロリーで食物繊維が豊富、さらにビタミンやミネラルもバランス良く含まれており、まさに「万能薬」とも言える健康食材です。

今回は、内科医の視点から、きのこが持つ驚きの健康効果と、効果的な食べ方について解説します。

 

きのこがもたらす3つの健康効果

1.免疫力の向上:

    • きのこに多く含まれるβ-グルカンという成分は、免疫細胞を活性化させる働きがあることが知られています。これは、体内に侵入した病原菌やウイルスを排除するマクロファージやNK細胞の働きを助け、風邪などの感染症にかかりにくい体づくりをサポートします。

    • ▶腸内環境と免疫力の関係はこちら: 腸内環境がカギ!内科医が教える免疫力と健康な体づくり

 

2.腸内環境の改善:

 

3.生活習慣病の予防:

    • きのこは低カロリーでありながら、しっかりとした噛みごたえで満腹感を得やすいため、食べすぎを防ぐ効果があります。また、コレステロールや血糖値の上昇を抑える働きも期待できます。特に、きのこに豊富に含まれるビタミンDは、カルシウムの吸収を助け、骨粗しょう症の予防にも役立ちます。

    • ▶食欲コントロールについてはこちら: 食欲の秋、食べすぎ注意!内科医が教える健康的な食欲コントロール術

 

内科医が教える!効果的なきのこの食べ方

  • 加熱して食べる: きのこの細胞壁は硬いため、加熱することで有効成分が溶け出し、より効率的に栄養を摂取できます。

 

  • 冷凍保存もOK: 冷凍することで細胞壁が壊れ、栄養成分が溶け出しやすくなります。使うときは、冷凍したまま調理するのがおすすめです。

 

  • 汁物にする: 水溶性食物繊維やうまみ成分が溶け出すため、スープや味噌汁に入れるのがおすすめです。

 

静岡ひかり医院からのメッセージ

きのこは、手軽に美味しく摂り入れられる健康食材です。日々の食事にきのこをプラスして、健康な体づくりを始めましょう。もし、ご自身の食生活や健康状態についてご不安な点がありましたら、ご相談ください。

 

静岡ひかり医院について

静岡ひかり医院は、内科医が生活習慣病の予防と管理を、眼科専門医が目の健康をサポートするクリニックです。

 

【参考資料】


【免責事項】 このブログ記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の症状の診断や治療を代替するものではありません。ご自身の体調に不安がある場合は、必ず医療機関を受診し、医師の指示に従ってください。

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